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花粉症で鼻血が出てる朔望月のブログ。
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要約してみると
「この世には凡人と非凡人がいて、非凡人であるならば何を犯しても良い」
という理論を持つ男が
ナポレオン(=非凡人)になりたくて高利貸しのおばあさんを殺し、犯行を見ていた妹も殺してしまう。
しかしその殺人は単なる殺人ではなく、彼の心の中で自分を『非凡人』であると認めようとする衝動による殺人であった。

・・・・・・上手くまとまらない。
ともかくきっとアレだ、平凡非凡、何かと周りを気にする青春時代
その凡庸から抜け出したくて大きなことを成そうと思った主人公がいて
ただその大きなことが『殺人』であったわけだ

前置きが長くなりましたが本日ロシア文学『罪と罰』の映画を見てきました。おひとりさまです。学生1000円です。やったね!←
じきに人間失格を上映するそうなのですが誰か一緒に行きませんか?
多分一人でも行くけど←

私の心に残ったのは婆さんが殺されるところでもソーニャの美しさでも母親の発狂でもない。

19世紀ロシアのストリートの様子!!!

特に手回しオルゴール?アコーディオン?と一緒に少女が歌っているシーンがビビびっときました。
役者さんが着ているドレスはどれも美しかったです。ふわふわしてて。映画が白黒だったのが、ただただ悔やまれます。ほんと残念。
19世紀ロシア史はまだは行ってないので何ともいえないんだけど、よかったー。
コンクリ作りの冷たい感じとか、やっぱり荒涼とした町並みとか
なんか、コルコルのイメージ変わったなあ←
問題は音楽かな、なんかテーマみたいなサウンドがあったんだけど、その音が金属製のドアが軋む音、みたいな感じで耳につくんだ。うー、ってなる。
それだけちょっと痛かったです。
ああ、カラーだったらもっと良かったなあ。白黒映画の良さ、って言うのもあるんだろうけどね
白黒ははじめてみたから慣れなくて、うん、でも心の中で色はついてたから←
重苦しいというか、役者さんの演技を見てるだけなのにこっちまで発狂しそう、発狂は大げさだけど、鬱になる。
泣き声とか、もうまさに『哭く』 。大声を上げて泣く。もうね、心にぐさぐさ来る泣き方。
ソーニャの母親が発狂するところも、個人的にはとても好きでした。
そういや発狂者を映像で見たのは初めてだったので、興味深かったのかも。演技といえどもね。
ソーニャの弟妹が走って行ってしまうところも印象的だった。

しかし救われない。

救われないけど、救われないけど
私にしては、そんなに、重くはなかったというか、なんだろう。こういうお話、あってもいいよね、と思っちゃう。
それは多分私が傍観者であり、19世紀ロシアや彼らが想像でしか出会えない物事だからだろうけど
うん、嫌いじゃなかった、かも。
でもそれは多分、私にとっての別世界であるからです。もし自分のみになったらきっと堪えられない。

劇中では何人もの人が神に向かって祈ってた。『哀れにお思いにならないのですか』とか『ご加護をどうか』とか、そんなの。
やっぱり宗教ってそういうもんなのかなあ
祈れば救われる、っていう ものなのか。
う、・・・・・・宗教関係の意見は私見で怖いので語るのはやめときます。
でも、ほとんど無宗教の私にとって、神に祈る人たちってすごく興味深かった。
やっぱり宗教学もいいかも・・・
でも来週は史学関係の講演会があるのでそっちに行ってきます。
一人楽しすギルぜー!ほっとけ(^p^)

ところで、非凡人の比喩で『ナポレオン』が作中に出てきまして
ナポレオン、っていったらフランスだよなあとか思うんですけど
ロシアにとっての『ナポレオン』って一体どういった人物なのでしょうね?ロシア視点のナポレオン。
それだけじゃなくて、他国にとって英雄ナポレオンって
どういった意義をもってどういった英雄と成り得たのでしょうか。
そういうことも学んでみたい。

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