今日、模試の帰りにバス停でバスを待っていました。
そのバス停は○○行きだの△△経由だの、色んな系統のバスが通るところで、待ってる人もそれぞれたくさんいたんです。
あたしはバス停の最後尾に並びました。十人くらい、大人もおじいさんおばあさんも並んでいます。
日曜日だからバスの本数が少ないんです、あたしが待つバスはなかなか来ませんでした。
他の系統のバスは何本も通り過ぎるのに、あたしの待つバスばかり全く来ない。
時刻表を見てもあんまり頼りにならないバス停なんで、それこそみんな待ちぼうけ。
あたしの後ろにも列ができて、そろそろいらいらしてきました。
だって、隣や、隣の隣のバス停にはさっきから何本もバスが止まって
人をすっぽり飲み込んで、満足げに走り去っていきますから。
そしたらバス停の列から外れたところに、男の子が立っていました。まだ小学校、高学年くらい。11歳くらいの子で、青いジャンパーを着て。
列に並ばないのかなー、と思ってちらっとみたら、その子は手ぶらで何も持っていませんでした。
こんな人ばかりで、静かな苛立ちと寒風しかない場所に、何で立ってるんだろう
と、あたしは不思議でした。
そうしてしばらくすると、バスがやってくるのが見えました。
でもそれは、やっぱりあたしの乗るバスではなく、違う町から来る、大きな観光バスの類でした。
どの町から来たのかは覚えていないけど、遠い町から来たバスです。
また、別のバスか……
あたしだけでなく、周りの皆が心の中で溜め息をついていたことでしょう。そろそろ待ちくたびれました。
すると、さっきの男の子がその観光バスに駆け寄って、すっと乗り込んでいってしまったのです。
え、あの子 何も持ってなかったのに。
そう思ってじっと見たら、男の子はリュックサックを抱えて降りてきました。男の子の背にも余るくらい、大きなリュックサック。
その後ろに、まだ小学校に入るか入らないかぐらいの、小さな女の子が続きました。
どうやらその女の子は、男の子の妹さんのようでした。
バスから降りてきたのはその妹さん一人。
多分、一人でどこかに出かけた妹を迎えに来ていたんでしょう。荷物が大きかったから、おばあちゃんの家とかだったのかもしれません。
仙台の日暮れは早いです。
お日様が隠れると世界は薄墨色に染まって、闇を待つばかり。
薄墨色の世界を、小さな兄妹は手を繋いで歩いてゆきました。
あたしはなんだか幸せな気持ちで、その兄弟を見送りました。
……。
や、実話で、本当に幸せな気持ちだったから、どうにか表現して伝えたかったんだけど
難しいですね。(´・ω・`)
ぶんがくぶ、なのに(笑)
最近一人が多いので色々なことを考えます。
大好きな人が大嫌いになってしまう気持ちがようやく分かりかけてきた気がします。
それでも大好きな場合は、どうすればいいのか
その答えに着陸できないんです。
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